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2017.08.24 Thursday

陶芸力

JUGEMテーマ:陶芸

 

 陶芸力。それは作品を完成させる力を表す言葉とするならば(今私が考えました笑)、

 

その陶芸力の違いはどこで表れて来るのか。私が思うに「土に対する知識の差」

 

これが核心を突くポイントだと思います。

 

 例えば、たたらでものを作る時、たたらに向いた土の選び方。土の乾燥具合の見極め。

 

そして土の乾き方を想定した乾かせ方。これは全て知識です。

 

 

     

    (象嵌くり抜き花器。くり抜いた後底を貼りますが、この接合もタイミングが非常に命。

      私はよく失敗します。でも親父は失敗しない。後ろのそれはもっちゃんの珍獣(inu)。)

 

 化粧を塗る時の土のタイミング、化粧の固さ、化粧がのりやすい成分調整。これも知識。

 

ロクロ引きの際の、立ち上がりの厚みの決め方、皿ならその開く角度と立ち上がりの厚みと土の固さのバランス。

 

これも知識です。

 

 今挙げた要素のほとんどは、地味ですが失敗すると作品自体が没になるほど大切な部分です。

 

   

     

     (くり抜き花器。化粧や釉薬がまだ未定。気に入っているだけに迷い中)

 

 

  陶芸は当然造形する力、何かをデザインする力、そして色や質感を含め総合的にどう作品にするかを見通す力 

 

 それを表現する為の釉薬や化粧を創り出し、焼く力 など

 

色々な力が求められるのですが、出来の悪いものでもなんでも、とにかく完成させなければ話しになりません。

 

 

 陶芸と言えば、形や焼きやデザインなどわかりやすい部分にばかり目が行きがちですが、

 

例えば接合させるタイミングだけとっても、そこには大いに経験と知識が必要なのです。

 

 展示場を覗けば色々な完成された作品しかありませんが、その陰で恐ろしい程の失敗を繰り返しながら

 

漸く完成に至っているのをちょっとだけ知って頂ければありがたいです。

 

 けっこう割れたり、ヒビ入ったりするんですよ笑

 

 

   

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2017.08.20 Sunday

窯トラブル〜again〜

JUGEMテーマ:陶芸

 

 

 窯の表側、カンタル線(高熱に耐える電熱線)を結ぶ碍子(がいし)の裏に煤巻きが起きて放電。

 

流れてはいけないところに電流が流れていて、その為にブレーカーが落ちていました。

 

(もっと詳細に述べます。碍子とは絶縁体で、カンタル線を碍子上の金属ねじに

 結ぶ事によって電気の回路が閉じます。碍子上の金属ねじは碍子の裏側から(接地しない様に空洞があります)

 ボルトで止めて固定しています。しかし今回は碍子の裏の空洞部分に煤巻きが生じ、金属ネジを止めているボルトと

 碍子を止めている金属の平棒とが接地し放電していました。)

 

 これが前回。

 

    

   (白いの碍子。もこもこした白いのは穴を塞いだセラミックウール。おしゃれな碍子カバーはうちでは

    面倒なので取り外し済み)

    

 

 今回も結んだ線を取り外し、碍子を固定させている金属の平棒を裏返してみると

 

やはり異常な煤巻きが起きていました。原因はカンタル線を結ぶ為に貫通させた穴を防ぐセラミックウール。

 

細かにちぎって穴に詰めていたのですが、それが燃えて煤巻きが起きていました。

 

 煤巻きを止める方法を再度親父と思案。

 

穴自体をセラミックボードで塞ぐか空洞を絶縁出来る何かで埋めてしまうか。

 

    

 前者は表面が盛り上がる関係で、カンタル線の距離が届かなくなる為却下。

 

後者を選択。そして選択したのは、なんと童仙房(粘土です) 

 

 

    

    (碍子の裏側、金属平棒の間にチラッと見えるのが童仙房)

  

  猛暑で室内の通気も悪くサウナ状態。朦朧になりながら、親父と(盆に)窯修理。

 

作業途中にしまったと思いました。

 

 粘土は水分を含んでいる為、通電してしまうからです。

 

進捗状況は終わり間近だった為、無為な労働とわかりつつも結局完全に元の状態に戻しました。

 

 そして、窯に電源を入れる緊張の一瞬。

 

ダメとわかりながらも僅かに期待を込めてしまいます。

 

 「パチっ」と入れる電源。

 

そして、

  

 「バンッ」と裏でなるブレーカー。

 

 やっぱりです。わかってはいたんですが、どうしても期待してしまったんです。

 

親父共々やる気が無くなり、続きは明日やるか〜という事で退散。

 

童仙房が中途半端に固まって碍子から取りづらくなってたらしんどいなーとか色々嫌な事が浮かびますが、

 

やる気がでません。

 

 そして次の日、私は原因不明の食中毒で出勤出来ず笑

 

すまないと思いつつも、親父を孤軍奮闘させるべく、窯へ派兵。

 

 

  暫くすると「窯動きよるわ〜」と親父からのメール。

 

その後も止まる事なく、窯は作動し無事に素焼き完了。

 

 何故か知りませんが、直りました笑

 

 

   

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2017.08.14 Monday

シャンパンクーラー

JUGEMテーマ:陶芸

 

   シャンパンクーラーとは文字通りシャンパンを冷やすのに使うものです。

 

 主に開栓する直前に氷水の溜まった容器に浸して頃合いの温度になるのを待ちます。

 

  今回作るのはこれ。初めて作るものなので、試験的に3つ仕込みました。

 

 クーラーにはポイントがあって、ビンが少し寝かせれる様に作るのが大切です。

 

その為に、口を斜めにカットし、底を口のカットした方向に斜めに傾けるのがポイント。

 

底が斜めになると傾いてしまう為、2重底にする必要があります。

   

 

   

   (だいたいこんな感じ)

 

  

   

   (3つ目は接合ミスの為、この時点で破棄)

 

  口は傾けて、ろくろを回しながら弓でカット。

 

 底はタタラで斜めにカットしたものの間に、真っ直ぐな粘土を貼っています。

 

 2重貼りはタイミングが難しいです。

 

   

   (化粧の下に文様を入れていますが、これも実験)

 

  

 

 まだ生ですので、ブログをアップする頃には素焼きになっていると思われます。

 

が、貼るタイミングが悪くて、接合面にひびが入ると予想しています。

 

頼まれ品なので、これが失敗しても成功したものをいつか上げますのでお待ちください。

 

 そしてまた別に、上記の項を全て無視したクーラーも仕込む予定ですので、そちらもまた何れ。

 

 

   

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2017.08.05 Saturday

今昔続百鬼ぐい呑み鑑賞

JUGEMテーマ:陶芸

 

 乳白の梅花皮が今回不作で全滅しました。

 

という事でエース不在ではありますが、今回はどうでしょうか。

 

   

   (萩の王道。大道土多め)

 

 

   

   (折角焼成は柔らかないのに、高台の削りが固すぎる。全然ダメですねー)

 

 

   

   (松灰釉ぐい吞み。)

 

 写真ではわかりづらいですが、複雑で深い緑に仕上がっています。

 

   

   

 

 

   

   

  このぐい吞みはなかなか良いです。

 

 

   

    (辰砂ぐい吞み)

  そしてこれ。

 緑とピンクのグラデーションが美しい。

 

 

   

 

 光沢のない、穏やかなピンク。緑釉でこの質感は初めてです。

 

 

   

 

 

   

   (高台は三日月風)

   

 ただ形を遊び過ぎたのが最大の欠点。

 

かなり傾けているので、置いた時の感じは非常に違和感があります。

 

でもまぁ悪くないしこれもいいか笑

 

 

  今回はありがたいポイントはつけていません。

 

ぐい吞みは見え透いた作為を消した上で、遊びを入れるのが大事です。

 

もっと遊んでもいいんですし、遊んだものもあるのですが、

 

焼成後大体没になっているのです。

 

 

  

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2017.07.31 Monday

新作の仕込み

JUGEMテーマ:陶芸

 

  作品が出来ても、そしてそれが売れなくても(つらい)

 

次から次へと仕込まなければなりません。

 

 

 少しでも良い作品を創り出すべく、

 

技術と表現の刷新とその結果の検証とやるべきことが山積しているからです。

 

 

 今回は縦長の壷を仕込み中です。

 

デザインも大よそ決めてあります。後は化粧の選択。

 

 

     

     (生53僂らい。これから刷毛目の化粧がのります)

 

 

 これからどうなるか楽しみよりも上手く行くかストレスのが多いです。

 

上手く行けば皆様の目に留まると思いますので、宜しければ応援してください♪

 

 

    

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