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2016.02.26 Friday

親父のぐい呑みを評する

JUGEMテーマ:陶芸

 以前私の拙いぐい呑みで

お目汚しをした事お詫び申し上げるべく、

 
今回は

  親父のぐい呑み批評です。

値段がついていない展示場の親父のぐい呑みを3つ程、

独断で勝手に私が評価します。


 「沓型刷毛目灰釉ぐい呑み」

 

 
 


 


 これと同じ技法で、急須と湯呑みのセットを作っているが、正直そっち向き。

ぐい呑みならば艶が無い方が良い。

 加えて化粧しているのに、窯変も狙っておらず(ぐい呑みとしての)面白みに欠ける。

見どころは、削りが縮緬状という事(縮緬高台)と、口を変形させているのに加え、

口が波打っているのだが、そこはバランス良く決まっているところ。

 出来は良いのだが、ぐい呑みという観点からすると今回の中で一番よろしくない一品。



 「沓型窯変ぐい呑み」

 


 
 
 化粧の窯変と透明釉を掛けた事による素地の窯変が合わさった面白いぐい呑み。

土味も良く、高台も嫌味がない。とても良く出来ている。

 が、個人的には綺麗に作り過ぎ。歪ませるにしても、均整が取れすぎて面白みに欠ける。

化粧のラインもシャープ過ぎるし、高台内まで釉を掛けている意図がいまひとつ見えてこず、

このつくりなら土を見せて欲しい。

 焼成が非常に上手く行っているだけに、作為が出すぎて勇み足している惜しい一品。



 「粉引きぐい呑み」

 


 

 控えめに窯変が斑点となって出た非常に上品な一品。

ロクロも奇の衒いが無く素直で、高台のバランス、高台内に釉が掛かっているのも、

全体のバランスからして意味のある主張点になっていて、

どれをとっても申し分ない。

 
 高台際に化粧の掛け方に緊張を持たせているところが、

非常によい見所となっている。

 はっきり言って、私個人の評価ではこれが断然良い。

親父の作品の上品さが全て良い方向に出た一品。


 
 腹ただしいが、言わずもがな、私のものよりも数段良い。

私はいつかこれより良いものを作らなければならない。

 
 何年いや何十年かかるかわからないけれども、

大元の根幹部分がオプティミストな私(ペシミストなはずなんですけどね)は、

死なない限りにおいて、物事は成就されると思っています。

(この言い回しはペシミストだと思います。いやダダイストなだけか(笑))




 


 
 
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