2016.02.15 Monday
今回も陶芸体験をして頂く。
JUGEMテーマ:陶芸

(ご了承頂きありがとうございます。)
新たな方が陶芸の体験をして頂きました!
今回も体験して頂くには丁度良い(綺麗に仕上がる、初めての方には少し難しいが、そこまで難しくない)
コーヒーカップと受け皿、マドラーのセットです。

(非常に仕上がりが綺麗。素でびっくりw^^;)
始めはどなたも手順やポイントがわからないので、手探りの要素が強くどうしても上手く行く事が少ないです。
ですが今回体験された方は、一度しっかりと自分の中で咀嚼されると、するすると要所を抑え、
しっかりしたものを簡単に作られます。
またとても良く観察されており、
手順迷子もほとんど無く、2つ目の作品はご自身でほぼ完璧に作りあげられました。

(これが二つ目の作品。デザインもシンプル且つよい塩梅です。何よりラインが綺麗!)
以前の方も、初めて自分がこれを作った時と比較して、
手放しにいっぱい賞賛させて頂きましたが、今回の方も褒めるところしか見つかりません。
この事実を踏まえて、逆説的に寧ろ如何に私が酷かったか^^;
その様な帰結が容易に出てきそうですが(まぁ私が酷かったのは事実として)、
ここでアップさせて頂いた方が素晴らしいのは間違いありません
(もっと普通の方が沢山おられますので)。

(柿右衛門窯のカップやお皿も所持されているとの事。普段からそういうものに慣れ親しんでいる方は
視点が初めから違うのかもしれません。)
カップ×2に、皿が数枚とマドラー。結構出来るものですね。
これだけ作ると作陶にかかる時間は3時間程になります。集中しているので大変疲れます。

(疲れたけれどとても楽しかったと言って頂き、こちらこそとても有難く思いました。
体験の方が楽しんで頂けるのが、私にとって絶対的に一番大事な事。)
後は施釉して焼くだけです。良い作品が出来る事を僕も願っております。
これだけ集中されて作陶された作品ですので、きっと良いものが出来るはずです。
M様体験して頂きありがとうございました!
何度も言っている事ですが、陶芸は趣味としてとても素晴らしいものです。
興味があるのに行くのを迷われている場合は躊躇わず行く事を強くお勧めします。
自分が作った器やコップで料理を頂くのは、何物にも変え難い喜びがあります。
また、陶芸を趣味としている場合お祝い事の贈答品として大変喜ばれます
(たたら作りなら経験が余り無くてもけっこう様になるものが作れます。)。
完全手作りなので、心が(否応なしに(笑))こもっており、大切な方への贈答品としてもっとも重宝します。
それからこれは窯側からの視点なんですが、陶磁器は世界誇れる文化であり、
料理の品々と器を総合して演出するという視点は日本が一番細やかで、
世界的に余り類をみない素晴らしい感覚を持っています(らしい)。
今は100均で器やコップが買えますし、用途だけを満たすならば、軽くて割れ難く、とても使い勝手が良いものです。
その用途に機能美を見出される方もいると思いますし、その感覚は否定されるべきものではありません。
ですが、もっと別の価値観。器を一つの美として扱うという事。単なる用途を超えた工芸品の延長としてみるという事。
そういう機能美を超えたところに価値を見出しえる事も日本人の素晴らしい感覚だと思っております。
(嘘臭く聞こえるので、
うちの窯の考え方や良さを伝えたい。そして私共の作品のファンになってもらったり、
作品を買ったりなんかして欲しいという気持ちは当然ある事を前置きした上で、)
故に、その一端に少しでも触れて頂きたい、もっと簡単に言えばちょっとでも興味を持って頂きたい、
そういう思いで、体験のお手伝いをさせて頂いています。

- コメント
- 家内を褒めて頂き、ありがとうございます。家内には言ったら喜んでいました。土踏み3年轆轤10年と言う言葉があります。多分、知ってお出でだと思いますが轆轤頑張ってください!
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- きむらです。
- 2016.02.15 Monday 23:34
- 追伸、文字を間違えました。土揉み3年でした。50超えてからパソコンを始めたのでまだまだ、変換したつもりが申し訳ありません。そう言えば前のブログでお友達が三重に在住みたいですねもし、三重にお出での節は私の所もお立ち寄りください。近くに住む友人で人気ブロガーの熊本栄司先生の所連れて行きますよ!熊本先生の話だとブロガー同士の交流もあるそうです。大村さんも折角です。SNSを上手く利用すると陶芸にも役に立つと思います。また、機会があればお会いできるの楽しみです。
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- きむらです。
- 2016.02.16 Tuesday 08:29
- きむら様
木村様と奥様との信頼関係が文章から伝わってきます。良く存じ上げないのに、軽々しい事は申し上げられませんが、
とても理想的な夫婦でいらっしゃる様に見受けられ羨ましい限りです。
私の様な身で、きむら様をはじめ、熊本様等にお会いするなど非常に恐れ多い次第ですので、
もう少し自分の陶芸が出来る様になったら、その際は是非とも御伺いさせて頂きます。
気さくに仰って頂きましてありがとうございます。
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- 大村 倫一
- 2016.02.16 Tuesday 18:26
- 大村さんそんなに自分のことを卑下して言うう事はないですよ若いうちに多くの人と交流を深めた方が良いですよ!そのためにインタネットは良いツールです。私もそのために50を超えてからやり始めました。遠方です。また機会があればで結構です。
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- きむらです。
- 2016.02.16 Tuesday 19:52
- きむら様
きむら様の仰られる通りだと思います。
もう少し自分の陶芸が出来る様になってからと言ったのは、
遥か遠い未来の事ではありません。
一番のネックは遠方な事なので、何か機会が出来れば、是非御伺いさせて頂きます^^ -
- 大村 倫一
- 2016.02.16 Tuesday 21:43
- 九州も陶芸のレベルは高い所ですが東海は瀬戸・美濃・常滑・伊賀とレベルの高いところです。ぜひ、機会を見てお出で下さい。若いうちに見分を広げる事は良い事だと思いますよ。これからもブログ楽しみです。
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- きむらです。
- 2016.02.16 Tuesday 22:13
- きむら様
仰る通り、東海は陶器の一番のメッカです。
その辺り一帯は、そう遠くない未来において、必ず見て回る予定ですので、
その際はお言葉に甘えてご訪問させて頂きますので、
その際は宜しくお願いします。
拙いブログですが、これからも暇な時にご覧頂ければ幸いです。 -
- 大村 倫一
- 2016.02.16 Tuesday 23:06
- 了解しました。年の分だけ多少友人・知人は各産地に居ます。三重窯業研究室は友人も居ます。また、お出での節は行って下さい。ただ、時期だけは選んだ方が良いと思います。支部展(4月頃)・本展(7月頃?)の公募の時期は避けた方が良いと思います。また、その時が来たら計画をしましょう。陶芸頑張ってください!
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- きむらです。
- 2016.02.17 Wednesday 00:32
- きむら様
色々とご親切にありがとうございます。
皆様方にご迷惑をかけるわけには行きませんので、
頃合を見てお伺いさせて頂きます。
金銭面やスケジュールの都合上、今年は困難ですので、来年以降お言葉に甘える事になるかと思います。色々とご配慮頂きまして痛み入ります。
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- 大村 倫一
- 2016.02.17 Wednesday 18:06
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