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2017.07.01 Saturday

陶芸のある風景

JUGEMテーマ:陶芸

 

 

  この仕事を始めてから、以前の記憶がよく蘇る様になった。

 

 それは幼稚園から小学校低学年にかけての昔の陶園の風景だ。

 

 陶園の中はかなり広くて、私の幼心を存分に満たした。

 

 

  入り口の門は陶園の右端側にあって、そこをくぐると右手側は徐々に丘陵になった鬱蒼とした森の壁がある。

 

 そしてその森手前には珪砂の山場があった。半時計回に進んで行くと、

 

 突き当たりには薄暗いシイタケを栽培する空間があり、そこから左に行って出来の悪いのを捨てる谷、

 

 左の辺に移って奥側から粘土置き場、作陶場、入り口側手前に大きな窯。

 

 それから手前側に移ると犬小屋とトイレ、休憩室があり隣接して展示場、その隣には物置小屋があった。

 

 つまり門のすぐ左側には物置小屋があるというわけだ。真ん中の空間には盆栽の列が並んでいた。

 

 

  もちろんその全ての場所に思い出がある。

 

 門は非常に粗末でフェンス状になっており、南京錠で鍵をかけていたが、

 

 あまり鍵の意味は為していなく、私はよくフェンスをよじ登り出入りしていた。

 

 伸び切ったフェンスの網目がいくつかあり、それがいつしかボコボコになっていた。

 

 子供心に門がとてもボロボロで面白かった記憶がある。

 

  ボコボコになったフェンスと頻繁に上から出入りしていた記憶。

 

私が頻繁によじ登る為、門の真ん中あたりに頻繁に足をひっかける跡が残り、結果ボロボロになったのだ。

 

今これを書くにあたって、初めて繋がった。私が犯人だったのだ。

 

客観的に見れば誰しも簡単にわかる事なのだが、何故か自分だけにはわかっていないという事が稀にある。

 

固定観念に囚われているからだ。幼少の私は風雨による劣化であると思っていた。

 

錆も至る処にあったからだ。もちろん間違ってはいない。

 

だが、もっと大きな要因があったのだ。

 

 今振り返って当時の方々には謝罪したい。

 

 

   

   

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