ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< February 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
<< Yさん渾身の力作 | main | 陶芸のある風景2 >>
2017.07.08 Saturday

第63回伝統工芸展の感想

JUGEMテーマ:陶芸

 

 もうすぐ第64回が始まりますね。

 

今年は何故か締め切りが1か月前倒しになってしまった関係で

 

出品に間に合いませんでした(こんなんばっかりやね俺)。

 

 

 という事で、その間に合わなかった自らの怒りを

 

他者の作品の称賛に変えて述べていきたいと思います(我ながら気持ちの難しい変換です)。

 

評価するのは、昨年の第63回の作品についてです。

 

 受賞作品に関しては他の方々が沢山評価されているので、ここでは受賞に漏れているけれども、

 

私が気になった作品を取り上げてみたいと思います。

 

 

 

       

       (陶芸ではないけど、この表紙の作品は素晴らしいですね)

     

 まずは井戸川豊さんの銀泥彩磁鉢。

 

正直に言いますが、受賞した作品はその良さがわかりませんでした(言ってしまった)。

 

ですが、今回は違います。まずは形。ラインが非常に美しい。

 

加えて乾燥段階でどうしても変形してくるのですが、それも最小限に抑えれているところ。

 

そして完成で50センチ越えという大きさ(単純に陶芸は大きくするのは難しいという事をお見知りおき下さい)。

 

 加えて鎬手の入ったバックの銀泥彩が文様のほおずきとの調和を非常に上手く成していて、

 

文様をみせるだけのものになっていません。それはバックはキャンバスではないという事でもあります。

 

そして何よりその質感。絵具で塗ったそれには絶対に出せない陶芸特有の個性がここにはあります。

 

会場で何気なく見回っていてもここで止まる美しさ。凄い。

 

 

 

 続いては庄村久喜さんの白妙彩磁壺。

 

白磁をやっておられる人の中で私はこの方の表現が一番好きです。

 

(蛇足ですが、青白磁なら彼の父庄村健さんが一番好き。

 高校生の頃から私が庄村健さんの皿でカレーを食べている事を抜きにしても)。

 

白磁において作家名を伏せられて、質感だけで誰かわかるのは庄村久喜さんと中村清吾さんだけなのですが

 

(最近は新たに艶消しの白磁をされる方もいて今は中村さんの作品はもうわからないかも^^;)、

 

それは彼らの白磁の質感に対するニュアンスが他の方と非常に異なっている為です。

 

 庄村久喜さんの白妙彩は細やかな彫りに自ら発案された白釉の薄い部分(違うかもしれません)と

 

濃い部分のコントラストにて表現されていますが、

 

その様が、白磁の気品を損なう事なく美しさに寄与していてそれが個性ともなっているのです。

 

今回は形が非常に美しく、以前受賞された時よりも今回の方が数段好き。

 

口をあれだけ弄ると全体のバランスをまとめるのが大変なんですが、

 

多少の奇を衒いつつも高貴な感じを纏っているのが素晴らしい。

 

皆がやりたい事ではあるのですが、皆が出来ない事でもあります。

 

私がドバイの石油王なら言い値で買ってます。

 

 

 他にも熱弁したい作品は多々ありますが、

 

今回はここまで。

 

 

   

  (↑の画像をクリックして頂けると大変励みになります。クリックして頂いた方、ありがとうございます。)

 

コメント
コメントする








 
Powered by
30days Album