ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
2017.10.02 Monday

何度目かのぐい吞み鑑賞

JUGEMテーマ:陶芸

 

   最近は思った造形、思った焼成が出来ず苦しんでいる日々を過ごしている為、

 

 この様にブログの更新も滞っているわけです。

 

  今回先月の本焼きが終わってぐい吞みが出土されましたので、そのご報告です。

 

 

   

 

 

   

 

 最近の鉄の黒は、ブクを吹いて使えなかったんですが、やや焼成を変えた事によって、

 

鉄黒が蘇りました。この質感はとても良いです。

 

 

 

   

 

 

 

   

  

  わかりづらいですが、黒のぐい吞みはこっちのが好み。

 

 

 

   

 

 

   

 

 こちらは松灰釉。 上手い具合に(マッドな釉薬ではなく)焼成によって光沢が消えて悪く無いかんじです。

 

 

   

 

 釉の薄い濃いで全く表情が違いますね。何か特別な文様を入れているわけではありません。

 

 

 

   

 

 

   

   

 

  梨灰釉。これも質感は悪く無いが、濃淡の境が分かれ過ぎているのがイマイチか。

 

 

   今回は乳白と透明のぐい吞みが全滅したので、普段成功しないぐい吞みが成功する事になりました。

 

 陶芸は同じ釉薬でも焼成を変えるだけで、質感も色も風合いも全く異なった趣を呈しますので、

 

 面白いですね。故に難しいんですが。。

 

   取り合えず光明が見えるまで、その歩みを止めずに進めたいと思います。

 

 

   

  (↑の画像をクリックして頂けると、大変に励みになります)

 

  

2017.09.12 Tuesday

これも陶芸家の業

JUGEMテーマ:陶芸

 

 タイトルは「わざ」ではありません。「ごう」です。

 

 今の場所に移ってきて18年。

 

幾多の作品を作り、壊し、その度に洗面器や板や工具を洗ってきたわけです。

 

 

    

    (詰まりよるんですわ。まだなんとか流れますが、Xデーは間近)

 

 

 その為、重い腰を上げてやりましたよ。どぶ浚い。

 

 

    

    (見切れているのは親父)

 

  恐らく側溝20メートル分高さ30センチ程、土砂や粘土が堆積していました。

 

 更にはツツジの様なぱりぱりの草が網状脈の様に根をはっていて、スコップが刺さりません。

 

 

    

    (長靴というものを所持していない私はサンダルで浚いました号泣)

 

 草を刈り取って、そして排水溝に繋がるパイプを見つけ、そこから下流方向の土砂を全て浚いました。

 

 堆積総量の3割程度しか浚ってませんが、水通りは良くなったし、尋常ならざる疲れに親父共々襲われたので、

 

 ここで終了という事に。

 

 

 後は浚った大量のどぶを捨てるだけですが、

 

それは明日に繰り越しです泣。

 

 

 

  

 (↑の画像をクリックして頂けると、大変励みになります。)

 

   

2017.09.06 Wednesday

辰砂

JUGEMテーマ:陶芸

 

 今自分のやっている方向性が中々上手く行かず、苦しい状況です。

 

こういう場合は、全く別の事をすることにより、今のやっている事が上手く行く様になる事もあれば、

 

その別の事の方がより自分を表現出来たりする事もあると思うのです。

 

 

 

    

    ふつくしい。若干ブク吹きかけていますが、恐らく釉の調整でなんとかなるはず。

 

 

   

    

    綺麗な赤だと思います。

 

 

 

    

     この赤が一番お気に入り。

 

  上の赤はみな同じ釉で焼成の違いによって、異なるニュアンスが出ています。

 

 粉引きをやっているので、どうしても本腰を入れてなかったのですが、

 

 改めて見直して、やはりこの赤は美しい。

 

  

   辰砂(銅が窯変する事により発色した赤の事)も研究してみようと思います。

 

 

 

   

 (↑の画像をクリックして頂けると、とても励みになります。)

2017.09.04 Monday

Yさん組皿が完成する

JUGEMテーマ:陶芸

 

 前回より。

 

 度重なる窯トラブルにより、テストしている化粧や釉薬が全く参考にならず、

 

私のものは紹介出来るものがないので、Yさんの作品をご紹介させて頂きます。

 

 

    

    (渋い!)

 

 

    

    (裏側に波の文様が入っています。こういうところがYさんらしい)

 

 

  焼成は想像通りではなかった様ですが、渋く大人しめな感じを残しつつも、

 

自分の質感を表現出来ている事に満足されていた様です。

 

 

 

    

    (こちらはもっと想像の範疇外だった模様 )

 

 何故に赤が発色したのか一緒に考えました。選んだ釉や化粧等赤が出る要素が全くなかったからです。

 

上の組皿と同じ事しかしていないのですが、唯一違ったのは前回余った化粧に今回継ぎ足して化粧を乗せた事。

 

下のものから先に作陶して、丁度上のものに向かう前に前回の化粧がなくなったとの事。

 

 Yさんにより詳しい聞き取りをしていくと、前回の化粧には銅が混ざっていた模様。今回のものは呉須だけを混ぜたもの。

 

この事から、赤は銅が還元焼成された事により発色したのではないかという推測が成り立ちました。

 

 ですが、質感は完全に釉薬の鉄赤のそれ。辰砂(銅の赤色)の質感ではないのです。

 

どういう事なのだろう。正直不明です。

 

 Yさんが「そういえば、部分的に鉄赤掛けました!」と仰ってくれれば、一番納得です。

 

よくわからんし、もうそういう事にしとこうかな。

 

 

(↑の画像をクリックして頂けると、とても励みになります)

 

 

2017.08.24 Thursday

陶芸力

JUGEMテーマ:陶芸

 

 陶芸力。それは作品を完成させる力を表す言葉とするならば(今私が考えました笑)、

 

その陶芸力の違いはどこで表れて来るのか。私が思うに「土に対する知識の差」

 

これが核心を突くポイントだと思います。

 

 例えば、たたらでものを作る時、たたらに向いた土の選び方。土の乾燥具合の見極め。

 

そして土の乾き方を想定した乾かせ方。これは全て知識です。

 

 

     

    (象嵌くり抜き花器。くり抜いた後底を貼りますが、この接合もタイミングが非常に命。

      私はよく失敗します。でも親父は失敗しない。後ろのそれはもっちゃんの珍獣(inu)。)

 

 化粧を塗る時の土のタイミング、化粧の固さ、化粧がのりやすい成分調整。これも知識。

 

ロクロ引きの際の、立ち上がりの厚みの決め方、皿ならその開く角度と立ち上がりの厚みと土の固さのバランス。

 

これも知識です。

 

 今挙げた要素のほとんどは、地味ですが失敗すると作品自体が没になるほど大切な部分です。

 

   

     

     (くり抜き花器。化粧や釉薬がまだ未定。気に入っているだけに迷い中)

 

 

  陶芸は当然造形する力、何かをデザインする力、そして色や質感を含め総合的にどう作品にするかを見通す力 

 

 それを表現する為の釉薬や化粧を創り出し、焼く力 など

 

色々な力が求められるのですが、出来の悪いものでもなんでも、とにかく完成させなければ話しになりません。

 

 

 陶芸と言えば、形や焼きやデザインなどわかりやすい部分にばかり目が行きがちですが、

 

例えば接合させるタイミングだけとっても、そこには大いに経験と知識が必要なのです。

 

 展示場を覗けば色々な完成された作品しかありませんが、その陰で恐ろしい程の失敗を繰り返しながら

 

漸く完成に至っているのをちょっとだけ知って頂ければありがたいです。

 

 けっこう割れたり、ヒビ入ったりするんですよ笑

 

 

   

  (↑の画像をクリックして頂けると、とっても励みになります。)

 

 

Powered by
30days Album