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2017.05.29 Monday

土味

JUGEMテーマ:陶芸

 

 土味。それは土そのものの個性の事。

 

土味が悪いというとそれはひびが入りやすいとか、成形し難いとかいう事ではなく、

 

無個性だという事です。

 

 それとは逆に土味が良いという表現は、

 

土自体に個性があり且つそれが自分好みだという事です。

 

 

 そして土の個性とは、もちろん腰の強い弱いや、さくい感じ(ざくざくして粘りがないこと)なども含まれますが、

 

一番のポイントは質感と色艶です。

 

                   

 (何度も登場しているこのハイカップ。これは土味があんまり良くない例。これは文様をみせたいので、

  土の質感は大人しく且つ素地の白の美しいものを最初の段階から選んでます。)

 

 

 焼き締め(釉薬をかけない事。備前焼などがそれです)は確かにそうだと思っておられる方はいるでしょうが、

 

施釉するものにおいても、当然土により作品の個性は全く違ったものになります。

 

 

 故に陶芸に携わるものは、その風土の土味を如何に表現するか腐心したり、

 

土をブレンドしたり珪砂や砂利を混ぜたりして、そもそもの素材である土そのものから創り出す事から力を注ぐのです。

 


 

  

            

        (こういうのは土味の良い例。鉄分の多い赤化粧で無造作に線を入れていますが、

          主役はあくまで土そのものだという事がおわかり頂けると思います。)

 

 

            

         (土味を良くするには釉薬も大事です。というか土と釉薬は表裏一体の様な関係です。

           光沢を極力落とした梨灰釉を柄杓かけした後に、松灰を口で噴霧して

          ところどころ黒くくすんだ感じを演出しています。)

        

 

 

 陶磁器の事をまだよくご存じない方は、

 

よく模様の美しさや使いやすさに目が行きがちですが(もちろんそれもとっても大事ですよね)、

 

もし陶芸作家のものを購入する機会があるならば、土そのものに注目してみて下さい。

 

何も模様がなくてじみ〜に見えたものでも、物凄い個性を放っていて実は素敵なものがあるかもしれません。

 

 

 

    

 

 

 

        

  

 

2017.05.26 Friday

土増やす

JUGEMテーマ:陶芸

 

 土が伸びないんですよ。腰の非常に強い土なら大丈夫なんですが。

 

いつもの分量だと伸ばし損なうとちんちくりんになるので、

 

思い切って2キロで増やしたところ、制御できるし良い感じです。

 

(*恥ずかしいので何キロで作ったのかは言いません)

 

        

        (過程。まだラインを成形してません。しかもまだ縮こまっています)

 

 

        

     (60儖幣緇紊欧萄酘しています。写真で50僂舛腓い靴ないのは、恐らく技量がないのと関係しています。

      縮んだんですわ。膨らましたら多少は縮むんですが縮過ぎ)

 

 

        

      (ろくろ完成。あとは削りこんで底部を11僉13僂任泙箸瓩詬縦蝓

       口なしで行こうと思ってましたが、キマらなかったので作ると良い感じになりました。)

 

 

  漸く形をまとめれる様になってきました(でも頭の中で描いているフォルムにはまだなりません)。

 

 作品として納得いく様に完成すれば、県展か伝統工芸展のどちらかに送り付ける予定。

 

  これからが勝負なので上手く完成してくれればいいな。

 

 

 

 応援して頂けたらとても励みになります。宜しくお願いますtougeika(陶芸家アイコン 自作)

 

 

   

   (この画像を1日1クリックして頂けるとありがたいです。ありがとう!)

2017.05.22 Monday

今昔続ぐいのみ鑑賞

JUGEMテーマ:陶芸

 

  前々回、前回

 

 今回で3回目となる鑑賞会。

 

さて今回はどうでしょうか。

 

 今回も有難さポイント制。有難さポイントとは前々回、前回を参照ください。

 

 

   

   苺灰釉ぐい吞み(写真ではわかり難いが、光沢出過ぎ。有難さ1)

 

 

   

   (高台の削りがやっと落ち着いてきました。)

 

 光沢が出過ぎてるのはとてもダメです。釉の風合いも悪くはないが、良くもない。そして、

 

「これ傾いてるやん」と持山氏。

 

「傾けとんですよ!」と私。これも写真ではわかり難いですが、中心をずらして削っているのです。

 

 

   

 (体力勝負の陶芸。どんな時にも栄養補給に余念がない意識の高い持山氏)

 

 

 ただちょっと傾いてる様にしか見えないくらいしか傾けなかったのが問題か。

 

確かに傾いてる様に見えます。

 

というわけで良いとこなし。

 

 

 

 

 

 

   

   沓形青白釉ぐい吞み(うーんという感じ。有難さ2)

 

 

   

   (質感は良いが釉がポップ過ぎて有難くないですね。もっと薄くかけるべきでした)

 

 

 新しいぐい吞みを提案するには、既存の価値観を打ち破らないといけません。

 

これは到底そうではないし、それ以前の問題。そもそも既存の価値観に結構迎合してますし。

 

釉の選択自体がダメですね。

 

 

 

   

   鉄釉ぐい吞み(色は渋いくて悪くないです。有難さ6)

  

 

   

 

   (微妙な若さを感じる高台。smells like thirteen spirit か)

 

 

  赤は落ち着いて悪くはないが、もっと赤を想定していたので評価はもう一歩。

 

ちょっとやっぱり高台が気になります。

 

 

 

   

   乳白釉ぐい吞み(今までで一番のお気に入り。有難さ9)

 

 乳白の色は前回の方が良かったです。そこが惜しい。

 

 

 

   

   (高台際の焼き締め部分が、作為は無いが作為的に見え過ぎるのがちょっと残念なところ。

     でも格好良い)

 

 

   

     

   (ノースタント、ノーロープ、ノーワイヤー、ノーマスキング、ノー撥水剤)

  

 これは売る気なく、個人的に使用しようと思っていたのですが、

 

とてもお世話になっている人が日本一のぐい吞みをご所望との事なので贈答します。

 

日本一かどうかは兎も角、個人的に一番良い出来なのは確か。

 

やはりぐい吞みは百一や千一(100個に1個、1000個に1個しか作品として仕上がらないという意)と言われるだけあって、

 

なかなか良いものは取れません。

 

 

 裏で形は色々遊んでいるのですが、落ち着いた形のものばかり良いのがとれます。

 

次はもっとろくろ成形の形を逸脱したものも取れたらいいですね。

 

 またストックが増えたら第4回をアップします。

 

 

   

  (上の画像をクリックして頂ければ、大変にありがたいです)

2017.05.18 Thursday

遺影

JUGEMテーマ:陶芸

 

 儚く散っていったものたちです。

 

完成前にひび割れてたり、完成してもディティールが甘かったり。色々。

 

  それでもここにあるものは、まだ遺影があるだけマシなのかもしれません。

 

絞ってはいるものの、技法も色々やっているので、比較的バラエティに富んでいます。

 

ほんのごく一部をご紹介。

 

 

 

 

 

                (内側の成形に失敗。焼成後48僉

               

 

 

 

 

 

                                                (けつ絞り過ぎ)

 

 

 

 

 

 

                (何がダメだったかこれは覚えてません)

        

 

 

 

 

                (土味が良かった。エイリアンが産まれそうと評を頂く。

                  切った後の口の締めが悪くひび入る。生58僉

 

 

 

 

 

                (素焼き後臀部にひび。生63僂離咼奪哀棔璽い眦擇亡圓襦

 

 

 

 

  

               (焼成までいったが、降りもので逝去。勿体なくてまだ壊してません。

                その写真は撮り忘れ。)

 

 

 

 

           

               (腰から肩口にかけてのカーブが宜しくない。なんかどっかが壊れました。失念)

 

 

  当然作れば作るだけ上達しています。

 

取り合えずこの底を絞った壷で自分の納得出来る美しい形を創りたい。

 

今はそれが目標です。

 

 

 

     

     (↑の画像をクリックして頂けると大変励みになります。)

 

2017.05.16 Tuesday

死に至る病

JUGEMテーマ:陶芸

 

 

 道具が非常に沢山必要なのが陶芸。

 

こだわりだしたら恐らく何百種類は使用しているんじゃないでしょうか。

 

 

   

   (1回も使わないもの。1回も使えないもの。多々)

 

 

 うつわの成形時に使用する牛ベラや、口を成形する鹿皮(しかがわ)、高台を削るカンナに拘るのは勿論のこと。

 

文具店や日曜大工の専門店などで、これは陶芸に使えるかどうか、また、ある表現をする為に

 

これは使えるのではないか。そういう視点でウロウロしだすと、それは紛れもなく陶芸病です。

 

 

   

    (腕に後天的な聖痕とかはありません。鼻からも吸ってないです。)

 

 

 マスキングテープが必要な場合、およそ粘着性のあるものはほぼ購入して試してみるといった症例。

 

カッターやハサミ、スポイト、木板、ボード、針金、分度器etc大体目に留まるものは買う必要を迫られる症例。

 

 

 これは紛れもなく死に至る病。キルケゴールも発症するときっと死にます(未読)。

 

理由は明快。日常生活を陶芸に浸食(汚染)され過ぎて、精神が病んで死にたくなるからです。

 

 

   

   (ほんっとにくその役にも立ちませんでした。でも懐かしい手触り。

    やや心がほぐれたので先の表現は誤り。)

 

 

 私は残念ながら発症してしまっているので、症状を抑える為に、買った釉薬の本を敢えて読まないとか、

 

文具店にどうしても用の無い場合近寄らないといった事で平静を保っています。

 

(最近は普通の本が読めないという重篤さ)。

 

 

 このブログを読まれている方がもし発症してしまった場合、軽く考えず適切な対処を行って下さい。

 

個人的には、心を無にする為にろくろ轢いたり、気分転換に高台削ったりするのがお勧めです。

 

 

 

    

    (↑の画像を(出来れば一日一回)クリックして頂けると、本当に非常にとてもありがたいです)

 

   

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